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トマ・ピケティの本のタイトルは 「21世紀の資本論」です. するとまず「資本」とは何かについて 話をしておくのは多分良い考えでしょう. もしあなたが何かを作る,生産するとなると, 何かのインプットが必要です. 何かその生産するもののインプット, 原材料などを使って何かを作ることになるでしょう. たとえば,あなたが農場を持っていたとしましょう. するとあなたのアウトプットは食べ物です. あなたの入力は何になるでしょうか? ここにある丸が農場ですね. そしてアウトプットは食べ物です. あなたのインプットは何になるでしょうか? 多分,土地が必要になるでしょうね. あるいは水も必要でしょう. 何か道具も必要になるでしょう. もしかしたらいくらかの種や家畜など そういうものも必要になるかもしれません. 私はそれをここに一緒に, 消耗品として書いておきます. もちろん,これらを使って食べ物を生産するための 人も必要になるでしょう. 基本的にその土地で働く人達のことです. 土地を耕したり,種を植えたり, 作物を収穫したり そしてこれら全ての作業を管理したりする人達です. つまり,労働者が必要になるでしょう. これらの全ての生産の要素を一緒に考えます. これは基本的に農場を示していて, アウトプットは食べ物です. 人々が生産の要素としての 資本について語る時, 人々は時にはかなり狭い範囲で考えます. 土地と資源を分けて考えたり, 時には資本というのは, ヘイ,これはあなたの道具とあなたの消耗品だと 分けて言うようなこともあります. 人々がもっと一般的な用語を使う場合, 特に,この本で注目しているものは, 人々が労働者対資本について 話をしているような場合です. そのような文脈では,資本とは... そうですね.これらを2つのカテゴリーにだけ分けましょう. こちらを資本とします. 資本とは,基本的にほとんど その他なんでもを示しています. そして資本について考える1つの方法は, 多分,あなたが持っているものとか, 将来何らかの利益を生み出す 何か価値のあるもののことです. これらはあなたが売ったり買ったりできる資産です. 他のビジネスについても考えることができるでしょう. 何かを生産しようとする他の事ですが… そうですね.鉱山をあなたが持っているとしましょう. ここには何か生産活動があります. それが生産するのは,(つまり)出力,アウトプットは まあ,これは金鉱だったとして, 金を作るとしましょう. ここで必要なインプットは何でしょうか? もちろん,労働者は必要ですね. 鉱夫達や,この金の生産活動の管理職の人々が 必要です. しかしこれで全部必要なものが そろったというわけではありません. たとえばエネルギー あなたが道具を動かすための 電気などの… こっちにもエネルギーと書いておきましょう. そのうちのある分かは太陽からとか, ある分はどこからか買うか, まあどうにかして入手する必要があります. そしてまた,機械や道具も必要になるでしょう. そして消耗品もやはり必要です. たとえば,エネルギーは消耗品と考えることもできます. もしあなたがエネルギーを使用するのなら... それを使ったタイヤとか何か, 道具などが必要になるでしょう. 労働者に提供するための食べ物も 必要になってくるかもしれません. 他にもいろいろ必要でしょうね. そしてもちろん土地も必要になるでしょう. 実際に鉱脈を掘るための土地が必要でしょう. ここでは,私達がとても広い意味で言葉を考えるとしたら, これらの全てを資本として見ることができます. もちろん,あなたには労働者がいて, 労働者と資本を一緒に利用します. そして金を生産します. 日常でよく聞くもう1つの考え, 明らかに資本についての本では 何度も登場するものですが, 資本からのリターン,リターン・オン・キャピタル,という考 えです. リターン・オン・キャピタル これは単にあなたが使っている資本の価値を 与える尺度のことです. その資本であなたはどれだけの収入が得られるか,というものです. たとえば,この農場を考えてみましょう. この資本の総価値は... たとえば,それは... うーん,わかりませんが,何か適当な数にしましょう. たとえば,100万ドルとしましょう. これら全部の価値が100万ドルです. 土地とか,池を使うことができたり, 道具や消耗品などの,全部の価値をまとめたものです. それが 100 万ドルの資本だとしましょう. この資本の価値は 100 万ドルです. では,あなたが労働者に給料を払った後のことを考えると, この農場の収入というのは... そうですね.ちょっと広い用語を使いましょう. この生産された食べ物は 市場で 10 万ドルの価値があったとしましょう. では,この10万ドルから,あなたはもちろん 労働者に給料を払わなくてはいけません. それが 5 万ドルだったとしましょう. この5万ドルが労働者に行きます. これはある年の話とします. あなたは労働者と資本を使いました. そして10万ドルの価値の食べ物を生産しました. 労働者に渡った5万ドルは, 資本のリターンになるでしょう. まだ5万ドルの資本が,資本の持ち主, 農場の持ち主ですね.その人には残っています. 資本の持ち主が,この残りの5万ドルを受取ります. こちらの資本のリターンは5万ドルです それはこの資本の所有者が受け取るものです. それが 100万ドルの投資のリターンです. 100万ドルの投資の見返りです. この割合というのは 5 割る 100と同じです. ですからこれは 5% と同じことです. あなたには 5% の資本のリターンがあります. あなたは 100万ドル投資して,5万ドルを得ました. もし資本のリターンが 6% あるとすれば, 100万ドルを投資して, 6万ドルを得たということです. では,これについてもう少し考えてみましょう. これはまたまた本からとってきた とてもすてきなチャートです. とても興味深いチャートです. ここには piketty.psc.ens.frcapital21c とあります 彼の本の全てのチャートがここにあります. 少なくともそれで興味ある分析ができます. 彼は集めた情報をここにおいています. これはアメリカの資本と奴隷というタイトルが付いた図です. あなたがアメリカの歴史を勉強すると 奴隷制度について多く学ぶでしょう. 奴隷制度は忌むべきものであり,またそうでしたが, しかし人々が奴隷を資本とみて, 労働者としては見ていなかったことには なかなか気がつきません. 人々は奴隷は何か買ったり売ったりするもので, 彼らにとって所有して将来の収入を作るものでした. この図は歴史を通しての資本のうちわけについての 感覚について教えてくれます. 少なくともアメリカの話です.この下を見ると, ここには,農場があります. 1770 年には,それにはある程度のパーセンテージがあ りました. これは資本の価値を国民所得に対する パーセンテージで示した図です. 農地の価値は,国民所得に対するパーセンテージでみ ると, 今日よりもずっと高い価値がありました. 傾向をみると, 他の国内の資本の価値が上がってきていることを 見ることができます. そうですね.他の国内の資本というのは何かというと… たとえば,道路などのインフラかもしれません. 技術とか機械工学かもしれません. 電車や車やトラックやバスのようなものとか,工場とか, あるいはもしかしたらソフトウェアかもしれません. コンピュータかもしれませんね. その他なんでも,産業革命を通してでてきたものや, 技術の他の形の価値, または,土地以外の資本の他の形が, 私達の経済に対して どんどん重要になってきているのがわかります. そして奴隷制度は,この1860 年代の半ばに終わっているので, 明かに急速になくなっていきます. しかし,これはマクロ経済学の視点での傾向が アメリカ合衆国でどのように変わってきたかを見る 興味ある方法です. 1770 年には土地は生産の主な要素でした. そしていまでももちろんそうです. ものを作るには今でもまだ土地は必要です. 特に農業はそうです. これは農業で,今でも主要なものです. まあ,土地は突然消えたりするようなものではありません. 単に経済が,農業がほとんどだった時代から ずっと成長したのです. 1770年には,農業は私達の経済の 大きな部分を占めていましたが 今は,私達の経済に占める部分は ずっと小さくなってしまいました. これは単に考えるのに興味ある1つの方法です. そうですね.これが全ての資本とすると, ここには公共のものと 個人の資本の両方が含まれています. 公共のものというのは, 社会,つまり政府の所有するものでしょう. 一方,個人の資本というのは 個人や会社が所有している資本です. ここでは,少し上下はありますが, 国内の全資本というのは 国民所得と比較するとかなり一定で, 国民所得の4から5倍になっていることに 気がつくでしょう. つまり国の全資本は, 国の総生産の 4 倍から 5 倍の価値で推移しています.