10 のグループを作ることで 53+17 を計算する

このビデオで計算したいものは， 53 たす 17 です． たす 17． そしてここで私が紹介する方法は， 53 を分けて，それから数を並びかえるという方法です． まあ，すぐに私が何を言っているかわかると思います． 53 たす 17 ですが，それは．．． まず，53 を分けます． これを基本的には10 の位と 1 の 位で分けます． すると，53 は 50 たす 3 と書き直せます． それでもこれは 53 ですね? ここではカッコをこのように書いておきます． この曲ったものをカッコといいます． こっちは開きカッコ，こちらは閉じカッコと言います． カッコは，その中のものを先に計算しなさいという意味で す． 53 は 50 たす 3 と同じです． そして，まだたすものがあります． たす 17 です． ここで 50 たす 3 を先に計算して， それから 17 をたしてもいいのですが， それは最初と同じですね． でもここでは，この全体が何かを ちょっと違った方法で考えてみたいと思います． これを書き直すと， 50 たす 3 たす 17 たす 17 です． そして 3 たす 17 を先に計算することもできます． ここでは 50 たす 3 を先に計算していて， （ここにカッコがあるので） そしてこちらでは，3 たす 17 を先に計算します． これは単に，たし算の性質で，こうしてもよいのです． たし算は順番を変えることができます． 50 たす 3 を先に計算するか， 3 たす 17 を先に計算します． どちらでもたし算は同じ答えになります． これが等しいのは， ここに 50 があって，50 たす， では，3 たす 17 は何でしょうか． 3 たす 17 は何か? 3 たす 7 は 10 ですから，3 たす 17 は 20 になります． するとこれは 50 たす 20 になります． ではそれは何になるでしょうか? 5 個の 10 たす 2 個の 10です． これは，7 個の 10 で，70 に等しくなります． もう1つ問題を解いてみましょう． これはカーンアカデミーでよく見る練習問題に 似たものです． まずちょっとこれを開いて．．． 問題は，「41 たす 9 の計算を完成させて下さい．」とあ ります． さてもう一度，これを見ると， 41 は分けて考えることができます． 41 は 40 たす何と同じでしょうか? それは 40 たす 1 と同じです． そしてたす 9 がまだあります． ここの 9 は，こちらの 9 と同じです． そして問題はたし算の順番を変えています． 40 たす 1，これはカッコの中にあって， それから 9 をたします．これは 40 たす．．． これは 40 たす 1 たす 9 と同じです． こちらでは 1 たす 9 を先に計算します． もし 1 たす 9 を先に計算したらどうなりますか? 1 たす 9， 1 たす 9 は 10 に等しいですね． この箱と言うものは， この，前のカッコの中にあったものを表しています． カッコの中は，1 たす 9 で，それは 10 です． そして 40 たす 10 は何ですか? それは 4 個の 10 たす 1 個の10で，5 個の 10 です． ですから，50 です． これでできました． ここで数を分けたり順番を変えた理由というのは， 計算が簡単になるからと気がついたらいいですね．