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中学 1 年生
コース: 中学 1 年生 > 単位 3
レッスン 3: パーセントの文章問題パーセントの文章問題: 魔法のクラブ
パーセントの比較とパーセントでの変化を含むパーセントの文章問題を解きます。
ビデオのトランスクリプト
あるビデオゲームで, ヴァルはピータよりも 30% 少ないポイントを獲得しました。 ピータの得点は 1060
ポイントでした。 ヴァルの得点は何ポイントでしたか? ここでビデオをポーズして, ヴァルの得点を自分で
求めてみて下さい。 よし,では一緒にやっていきましょう。 考え方はいくつかあります。 一つの考え方は,ピータは
1060 ポイントを獲得し, ヴァルが獲得したポイントはそれ
よりも 30%少ないです。 30% 少ないということは, 1060 の 30% を求めて それを 1060 からひけば
いいでしょう。 30%は 小数で 0.30 と
書くことができます。 これは30% と同じです。 または,単に 0.3 と書いても
良いでしょう。 求めたいのは 1060 の 30%
なのでかけ算をします。 そしてピータの得点から ピータの得点の 30%をひくと ヴァルの得点を
求めることができます。 これが一つのやり方です。 もう一つの考え方は, もととなる量が何であっても
もととなる量を 100% と見て。 それより 30% 少ないので
30%をひきます。 するとそれはもととなる量の
70% になるということです。 するとこの考え方では, ピータの得点 1060 に
70%をかければよいです。 そして 70%をかけるというのは, 1060 に 0.70 を
かけるのと同じで, それは,1060 かける...,
0.70 は 0.7 と同じです。 では計算してみましょう。 1060 に 0.7 をかけます。 7 × 0 は 0, 7 × 6 は 42,4 が上がって, 7 × 0 は 0,それに 4 をたして 4。 7 × 1 は 7 です。 小数点以下の桁は
1 桁ですから 答えは 742 です。 これが,...742 が,
ヴァルが獲得したポイントです。 他の例題もやってみましょう。 ある魔法クラブでは, 魔法使いよりも 20%多い
数のゴブリンがいます。 この魔法クラブの魔法使いと
ゴブリンの合計は 220 です。 この魔法クラブにいるゴブリン
の数はどれだけでしょうか? ここでビデオをポーズして
自分で解いてみて下さい。 これは 面白い問題ですね。 ちょっとだけ代数の
考え方もあります。 では 変数を使いましょう。 魔法使いは英語でウィザードなので, 魔法使いの数を w とします。 これが魔法使いの数ですね。 そしてゴブリンの数を g とすると, g をゴブリンとします。 w と g をたしたものが 220 と等しい。 これが 220 と等しいです。 これがどう役に立つのか?
と思うかもしれません。 これで魔法クラブにいる
ゴブリンの数が求まるのか? 1 つの方程式の中に変数が
2 つあるじゃないか。 ここでの考え方ですけれども, 他の情報も使うことです。 ここに 20%,これをちょっと
四角で囲っておきますけれども, ゴブリンの数が魔法使いの
数よりも 20%多いとあります。 ゴブリンの数は魔法使いの数に, その 20%をたしたものに等しいです。 するとこれ,ゴブリンの数というのは 魔法使いの数 +
魔法使いの数の 20% と見ることができます。 その 20% は 0.20 と
書いてもいいでしょう。 すると,また別の考え方は, ゴブリンの数を求めるのに, 例えば私が何かを
1 つ持っていて, それに,その何かの
0.2 を加えると, 1.2 の何かを
持つことになります。 こう考えると ゴブリンの数は
1.2×魔法使いの数になります。 そして これをこちらの方程式
に代入することができます。 すると,魔法使いの数
+ ゴブリンの数で, これは,ゴブリンは魔法使い
よりも 20%多い数でした。 そしてこれが 220 に等しいです。 同じ色にしましょう。 これは 220 に等しいです。 これで簡単な式になりました。 w + 1.2 w は何でしょうか? それは,2.2 w です。 1 w + 1.2 w は 2.2 w です。 これが 220 に等しいとなります。 では 方程式の両辺を,... ちょっと下にスクロールして, 式の両辺を 2.2 で割ります。 すると何になるかというと, w つまり 魔法使いの数ですが, これは 100 に等しくなります。 魔法使いの数は
100 となりました。 これは私たちが求めている
答えでしたか? いいえ,違います。
問題は魔法クラブにいる ゴブリンの数を尋ねています。 ゴブリンの数は 1.2 × 魔法使い
の数だと分かっているので, ゴブリンの数は1.2 × 100 です。 これは 120 に等しいです。 これでゴブリンの数は
120 となりました。 これはつじつまが合っていますか? 120 は 100 よりも 20%多いです。 また 100 の魔法使いに
120 のゴブリンをたすと, 合計が 220 となります。よし。 もう一つ例題をやってみましょう。 今年度の最初の日のコーディー
の身長は165cmでした。 これは昨年度の最初の日の
彼の身長よりも10%高いです。 昨年度の最初の日のコーディー
の身長はどれだけでしたか? ここでビデオをポーズして
自分で解いてみて下さい。 では変数を決めましょう。 昨年度の最初の
日の彼の身長を x としましょう。 昨年度の最初の日の
彼の身長が x です。 彼の今年度の
最初の日の身長は それよりも 10%高いので 0.10x をたします。 または 0.1x でも良いでしょう。 昨年度より 0.1 だけ背が伸びました。 昨年度の身長がどれだけだったにせよ, 昨年度の身長の 0.1 をたすと, 今年度の身長がわかります。 それは165 cm です。 ここは 1 x + 0.1x で,1.1x です。 これが 165 に等しいとなります。 そして x について解きます。 x は 彼の昨年度の
最初の日の身長です。 方程式の両辺を
1.1 で割ると, x が何になるかわかります。 これを計算してみましょう。 165 を 1.1 で割ります。 まずは割る数と割られる
数の両方に 10 をかけます。 そうすると小数点が
それぞれ 1 つ右にずれて 小数がなくなります。 すると 1650 の中に
11 が何回あるかを 求めれば良いです。 では順にやっていきましょう。 11 は 16 の中に
1 回あります。 1 × 11 は 11, ひき算をすると 5 です。
この 5 を下ろしてきて, 11 は 55 の中に
ちょうど 5 回あります。 5 × 11 は 55 です。 ひき算をすると 0。 そしてまだこの 0 があるので,
これを下ろしてきて 11 は 0 の中に 0 回あります。 いいでしょうか。
小数点の位置はここです。 0 × 11 は 0 で
余りがありません。 彼の昨年度の身長は
150 cm だとわかりました。 答えに意味が通るか
いつも確認すると良いです 例えば割り算を間違えて, 答えが 15 や 1500 になっても, 人の身長が 15 cm とかは
おかしいのがわかるでしょう。 150 cm に その 10%をたすと, 150 の 10%は 15 cm ですので, 今年度始めの彼の身長は 確かに 165 cm であっています。