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コース: 小学 6 年生 > 単位 7
レッスン 9: 変数間の関係の分析数量間の関係についての方程式を書く
このレッスンでは現実の問題を表す方程式の立て方を学びます。まず速さと距離をもとに,歩くのにかかる時間を求める方法を探求します。次に野菜ストックの量に応じて,スープに必要な水の量の決める方法を見つけます。楽しそうでしょう? Sal Khan により作成されました。
ビデオのトランスクリプト
問題です。アマッドはチャリティー
活動のために 20km を歩きます。 問 1 はアマッドが一定の速さ,
時速 r km で歩いたとして, それにかかった時間, t 時間,を
表す方程式を書きましょう。です。 ここで一度ビデオを止めて,自分
でできるかやってみてください。 よし,では,一緒にやっていきましょう。 たぶん,距離 = 速さ・時間という
式は良く知っているでしょう。 例えば,毎時 5 km の速さで
2 時間歩いたとしましょう。 すると 5 かける 2,5 km
毎時かける 2 時間で 歩いた距離 10km を求める
ことができます。 さて,ここで分かっているのは,
「キロメートル数」という距離です。 つまり距離 d は 20 に等しい。 すると 20 ⁼ 速さ r km毎時かける かかった時間, t (時間) です。 そして問題は,
アマッドが一定の速さ, 毎時 r km で歩いた場合に 何時間かかったかを求める 方程式を立てましょう。
と言っています。 問題の問い方から t について解いた形の方程式 つまり「t = 何か」の形で,
右辺には r や他ものがある方程式にする
必要があるようです。 もし r に数を代入すると
時間が求まる方程式です。 つまり,速さが分かれば
その値を r に代入すると, t について解いた
方程式なので, かかった時間が
すぐにわかります。 ここで r を色々な数を
代入できる変数, 独立変数と考えると良いでしょう。 そして,t は従属変数です。 つまり,方程式は変数
t について解かれています。 では,やってみましょう この方程式を t について
解く形に書き変えましょう。 こちらに直接書いてみます。 20 = r・t があって, これを t について解くには
どうしたら良いでしょうか? それには両辺を r で
割れば良いでしょう。 右辺を r で割ると,ここには
t だけが残ります。 なぜなら r 割る r は 1 だからです。 そして左辺は,20 割る r です。 すると,方程式は,t = 20 / r です。 はい,できました。 これはアマッドの歩く速さによって 移動時間が決まることを表しています。 あなたが速さ r を言えば, 私は 20 割る r を計算して,
t を答えます。 この書き換えがじゃあ
何の役に立つのか? と 疑問に思うかもしれません。 書き変えても方程式は何も
変わっていない気がします。 しかし書き変えると, t =
の形になっているので, かかる時間 t が直接計算できます。 アマッドが歩く時間を知りたいときには すぐにそれがわかる
便利な形になりました。 では問 2 です。 アマッドが時速 6 km の
一定の速さで歩くと, 歩くのにかかる時間は
どれだけでしょうか? アマッドの歩く速さが与えられて, かかる時間を求めます。 そこでこの 6 を r に代入します。 すると, t⁼20/6 に等しくなり, それは, 3 と 1/3 時間で,
3 時間 20 分と等しいです。 どう考えるかに応じて
単位を選ぶと良いでしょう。 もう 1 問例題を解きましょう。 問題です。あるレストランは,
毎日の終わりに その日に残った野菜ストックの
量に応じてスープを作ります。 もう少し真ん中にもってきます。 スープのレシピには,
野菜ストック 500 ml につき 水 400 ml が必要とあります。 問 1 は... このレストランがスープに必要な
水の量を示す方程式を立てましょう。 ここで水,water の量を表す変数を w , 野菜ストック, vegetable stock の
量を表す変数には v を使います。 問 2 は後にします。 では見ていきましょう。 野菜ストック 500 ml につき,
水 400 ml です。 これがどういうものか
理解するために, 小さな表を描いてみましょう。 こちらが水の量に... いや,単純に「水」と書きましょう。 こちらが「野菜ストック」の量です。 野菜ストックと書きます。 500 ml の野菜ストックごとに... ml は省略します。 それに対して必要な
水の量は 400 ml です。 こちらが 1000 だとしたら,
500 の 2 倍ですから, 水の量も 2 倍で,
800 になります。 こうして表にすると,
関係が見えてくると思います。 野菜ストックの量が
どれだけであろうと, 水の量は,野菜ストックの
5 分の 4 の量です。 野菜ストックの量に 5 分の 4 を
かけたものが,水の量です。 もし野菜ストックの量が
5 ml だけだったら これに 5 分の 4 をかければ,
水の量 4 がわかります。 他の考え方としては, 必要な水の量は,5 分の 4
かける野菜ストックの量 と書くことができます。 実は,もう問 1 に答えました。 その日レストランに残っている
野菜ストックの量に応じて 水の量を求める方程式を
書くことができました。 この問題が言うように, ここで私たちは,v が与えられた
時に,w について解いています。 ここでは,w について解いている
ので,w が従属変数です。 そして v が独立変数です。 あなたが私にいろいろな
v の値を与えると, 私は,その値をこの
方程式に入れて w の値を求めることができます。 問 1 はできました。 問 2,もし 800ml の野菜
ストックが残っているとすると, スープを作るためにこのレストランに 必要な水の量はどれだけですか? さて,これは単に,この 800 を
v に代入して解けば良いです。 この場合,必要な水の量は,
4/5 かける 800 です。 それが何になるかですが,…
800 割る 5 ですね。 100 割る 5 が 20 で それが 8 個あるので,160 です。 それに 4 をかければ 640 です。 するとこれは 640 ml です。 はい,できました。