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小学 6 年生
コース: 小学 6 年生 > 単位 6
レッスン 10: 最大公約数最大公約数の例
ある数の集合についての最大公約数 (GCF) とはその全部の数の集合に共通する因数の最大値のことです。たとえば,12, 20, 24 には共通の因数が 2 個あります: 2 と 4 です。この 2 つの数の最大値は 4 です。ですから 12, 20, 24 の GCF は 4 です。GCF はしばしば分数の共通の分母を求めるときに使われます。 Sal Khan により作成されました。
ビデオのトランスクリプト
問題は,「20 と 40 の最大公約数
は何ですか?」と聞いています。 これを言う他の方法は,
「gcd(20,40)?」です。 gcd は英語の最大公約数の
頭文字をとったものです。 「最小公倍数」と同じように,
これも漢字で書くと長いので このように英語の頭文字で
短く書くことが多いです。 G は Greatest の G,
「最大の」という意味です。 C は Common の C で,「公の」,
とか,「共通の」という意味で,そして, D は Divisor の Dで
「約数」という意味です。 略して GCD と書きます。 この意味は最大公約数です。 日本の学校でもこの略を使うことが
多いので説明しておきます。 「最大公約数」とはとても風変りに
聞こえる言葉ですけれども それは単に 20 と 40 の
両方を割ることができる 一番大きな数は何ですか?
と聞いているだけです。 この問題は簡単ですね。 なぜなら 20 は 40 を
割り切るからです。 40 は 20 で余りなしで
割れると言うこともできます。 ですから,20 と 40 の因数,
あるいは約数,のうち, 最大の数というのは,
実は 20 です。 20 = 20 × 1 で, そして
40 = 20 × 2 です。 この状況では,紙を取り出す
必要もないですね。 単に 20 と答えを書けばいいです。
あってますね。 ではもう少し他の
問題を解きましょう。 「10 と 7 の最大公約数は何
ですか?」と問題は聞いています。 これは紙を使って考えます。 10 と 7 の最大公約数です。 まずは 10 と 7 を書いておきます。 最大公約数,GCD, これの, 10 と 7 の,…これはがいくつで
しょうかというのが問題です。 この問題を解くには 2 つの
方法があります。 1 つ目の方法は,全ての因数, これは素因数ではなくて,
普通の因数全部を 文字通り並べる方法です。 これらの数のそれぞれの
普通の因数をまず並べます。 そしてどれが最大か,いや,
単に最大ではなくて, 両方の数が共通して持って
いる因数のうちで 最大のものはどれかをみつけます。 そうですね,まずは 10 があります。
10 があります。 10 の約数は何かと
いうと,それは 2 と… ちょっと気をつけます。
1 と 10 が最初です。 次は 2 と 5 です。
2 × 5 は 10 です。 1, 2, 5, 10, これらは皆
10 の因数です。 これらが全て,これらを10 の
「約数」と言うことができます。 7,この因数はなんでしょうか? 7 は 素数です。ですから 1 と 7 の
2 つしか因数,約数はありません。 では何が最大公約数ですか? ここには 1 だけしか
公約数がないです。 1 がたった 1 つの公約数です。 ですから,10 と 7 の最大
公約数は 1 に等しいです。 これを書いておきましょう。
はい,あっています。 他の問題もやってみましょう。 21 と 30 の最大公約数は何ですか? ここにあるのが他の書き方です。 21 と 30 の 2 つの数,
それを考えてみましょう。 最大公約数,gcd,
この 21 と 30… これにも 2 つの方法があります。
1 つは先程の方法のように, 文字通り全部書いてみます。 21 の因数は,1 と 21,
そして 3 × 7 も因数です。 これで全部でしょう。 30 は,… まずは 1 があります。
1 と 30,そして 2 と 15, そして 3 と… これでは
書く場所がないです。 もう一回書き直します。
1 と 30, 2 と 15, 3 と 10,そして 5 と 6 があります。 これが 30 の約数全部です。 では,共通の約数は何ですか?
そうですね,1 は公約数です。 3 も公約数です。 でも,最大の公約数は何ですか? それは 3 ですね。これは
3 と書いておきましょう。 これは 3 です。 これまで,2 つの方法があると
何度も言ってきていますので, もう 1 つの方法もお見せしましょう。
それは素因数分解を使う方法です。 21 の素因数分解は 3 と 7 です。 3 × 7 = 21 です。 30 の素因数分解は
何かというと,それは… 3 と 10, 3 × 10 = 30 で,
10 は 2 × 5 です。 では,21 と 30 の両方から
とってくることができて, 可能な限り大きな数を作るための
最大の因数,約数,は何ですか? 素因数分解を見ると, ここにあるもので共通して
いるものは 3 だけです。 ですから 21 と 30 の
最大公約数は 3 です。 もしここにあるものに共通する
ものが何もない場合は, 最大公約数は 1 ですと
言うことができます。 これで最小公約数のビデオが
ない理由もわかりますね。 最小公約数はいつも 1 なので,
特にビデオを作ることもありません。 ではもう1つ面白い問題を
やってみましょう。 この感覚をつかんで
欲しいと思います。 その数は 21 と 30 では
ないことにしましょう。 そうですね。gcd,最大公約数の
105 と 30 にしましょう。 素因数分解をしたら,今度はもう
少しはっきりするのではないでしょうか。 実際に,「105 の全ての
因数は何だい?」 という質問に答えるのは
ちょっと大変です。 105 の素因数分解をしてみますね。
105 の素因数分解は, 5 × 21,21 は 3 × 7 です。 105 の素因数分解は,小さいもの
から書くと,3 × 5 × 7 です。 30 の素因数分解は,やりました
からもうわかっていますね。 30 は 2 × 3 × 5 に等しいです。 これらの数が両方とも持っている
素数は何でしょうか? これらの 2 つの数は両方とも
3 を 1 つと 5 を 1 つ持っています。 ですから最大の共通の因数, あるいは最大公約数というのは
このかけ算になります。 この場合,gcd,最大公約数, 105 と 30 の最大公約数は
3 × 5 = 15 になります。 どちらの方法でもできます。 何というか,昔ながらの方法では
因数を全部書き出して, 両方にある共通のもので
最大のものをみつけます。 あるいは 2 つの数のコアに
なっている共通の基盤, これは素因数分解のことですが,
そこから共通する素数の組で 最大になるものをみつけます。 そしてそれらのかけ算が
最大の公約数です。 それが両方の数を割ることのできる
最大の数になります。 素数の操作がちょっと
見えてきましたか?