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小学 6 年生
コース: 小学 6 年生 > 単位 6
レッスン 9: 最小公倍数最小公倍数
12,36 の LCM (最小公倍数) と 12 と 18 の LCM をみつけます。ここでは素因数分解を用いてどのように LCM をみつけるかを示します。それは単純に素晴らしいです! Sal Khan により作成されました。
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36 と 12 の最小公倍数は
何ですか? 他の書き方ではこれは
LCM (36, 12) と書きます。 そしてこちらの書き方でも同じ意味です。 こちらの書き方があるのは,
短いので書くのが楽だからです。 これはすぐわかった人も
いるかもしれません。 というのも 36 は 12 の
倍数だからです。 そして 36 は 36 の倍数, 1 かける 36 でもあります。 すると,36 と 12 の両方の
倍数で最小のものというのは, 36 が 12 の倍数なので,
36 です。 あってました。 もう少しこういう問題を
解いてみましょう。 これはちょっと簡単すぎました。 18 と 12 の最小公倍数は何ですか? ここに違う記法で書いて
ありますが同じ意味です。 18 と 12 の最小公倍数は, クエスチョンマークに等しい。 ちょっと考えてみましょう。 これを考えるにはいくつか
方法がありますけれども, まずは考えている数を
書いてみましょうか。 18 と 12 です。 これには主に 2 つの
考え方があります。 1 つは,素因数分解を
使う方法です。 これらの両方の数の
素因数分解をとって, その両方の全部の
素因数を持つような 素因数分解を持つ
数を 1 つ作ります。 すると,それが最小公倍数です。 難しく聞こえるかもしれませんが,
やってみましょう。 18 は 2 かける 9 です。 そしてこれと同じものは
2 かける 3 かける 3 です。 18 は 2 かける 9 で, 9 は 3 かける 3 です。 すると,18 というのは 2 かける 3
かける 3 と等しいと書くことができます。 これがこの素因数分解です。 12 は 2 かける 6 で, 6 は 2 かける 3 に等しいです。 すると 12 は 2 かける 2
かける 3 に等しいです。 さて,18 と 12 の最小公倍数ですが, 最小公倍数は英語で Least
common multiple, LCM と書きます。 18 と 12 の最小公倍数は, これら両方の数を表すのに
十分な素因数を持ち, 余計な素因数がないような
数でできています。 なぜなら,最小の,つまり一番小さい 公倍数を求めたいからです。 では考えてみましょう。 18 で割り切れる数,そのためには, 少なくとも 1 個づつの 2 と 3 と
3 がいりますから, まずは 2 かける 3
かける 3 が必要です。 これで 18 で割り切れる
数ができます。 これをかけ算すると 18 です。 それから 12 を見てみます。 ここにある部分は,
18 を表しています。 かけ算すれば 18 になって, ですから 18 で割り切れる数です。 12 は 2 個の 2 と
1 個の 3 が必要です。 3 はもうここに 1 個ありますので,
この分の 3 は大丈夫です。 2 はここに 1 個ありますから
こっちも大丈夫ですけれども, もう 1 個 2 が必要です。 ですからもう 1 個 2 を置きます。 するとここに 2 かける 2
かける 3 があります。 つまりここには 12 があると。 それはまた 2 かける 3 かける 3,
18 も入っている数です。 するとここにある数は,
18 と 12 の最小公倍数です。 これを全部かけ算すると,
2 かける 2 は 4 で, 4 かける 3 は 12 で, 12 かける 3 は 36 に
等しくなります。 これでできましたが, もう一つ方法があります。 こちらはまあ,力ずくの方法と
言ってもいいでしょう。 これらの数の倍数を順に
見ていく方法です。 では,18 の倍数ですが,
それは,18, 36, 54 とずっと続けていってもいいです。 そして 12 の倍数ですが,
12, 24, 36, 48, … ここですぐに,そうですね。これ
以上は続ける必要がないです。 もう両方に共通の
倍数をみつけたので, これが最小公倍数,36 です。 もしかしたら,あなたは,
2 番目の方法があるのに どうして最初の方法を見せたの
ですか? と尋ねるかもしれません。 いくつか理由はありますけれども, 最初の方法は,ある意味,
面白いからです。 こちらは数を分解してから作る, つまり,数の中に何があるのか
調べる方法です。 そして,特に本当に大きな
こみいった数では 最初の方法の方が簡単になります。 大きな数の時には倍数の
計算が難しくなるからです。 最初の方法はもう少し
系統的に求めることができます。 そして自分が何をしているのか
わかっている方法でもあります。