異なる単位正方形で長方形を測る

このビデオでは，まったく同じ面積を 持つ 2 個の長方形の面積を 異なる平方単位を使って 測ろうと思います。 この上の単位正方形は 1 平方センチメートルあります。 つまり，高さが 1 センチメートルで そして，幅も 1 センチメートルです。 この平方単位は私が今 でっちあげたものです。 これをツメと呼びましょう。実は 私の親指の爪の幅の長さです。 この部分を 1 ツメとします。 そして幅も 1 ツメとします。 ですから，この全体は 1 平方ツメです。 この上の正方形はもちろん 1 平方センチメートルです。 では，上の長方形を平方センチ メートルの単位で測りましょう。 そして，この下の長方形を 平方ツメで測りましょう。 まずは上の長方形です。 これは 1, 2 平方センチメートル， 3 平方センチメートル， 4 平方センチメートル， 5 平方センチメートル どうやら，6 平方センチメートル ありました。 すると，この下の部分も同じく 6 平方センチメートルです。 そして，7, 8, 9, 10, 11, 12 です。 これらの小さな単位正方形を この長方形に重ねると 12 平方センチメートルと 書くことができます。 12 平方センチメートル。 では，ツメの単位ではどうでしょうか? 同じ面積の長方形です。 何平方ツメになるでしょうか? 同じようにやってみましょう。 これが 1 平方ツメです。 そして 2 平方ツメ， そして 3 平方ツメです。 ですから，この同じ面積は 12 平方センチメートルか， あるいは 3 平方ツメと 言うことができます。 ちょっと変に思うかもしれませんが， この意味をわかって欲しいです。 今でっちあげた 1 平方ツメは 何平方センチメートルかを考えましょう。 実はここでわかります。 1 平方センチメートル， 2 平方センチメートル， 3 平方センチメートル， そして 4 平方センチメートルです。 つまり 4 平方センチメートルが 1 平方ツメだとわかります。 すると，3 平方ツメが12 平方センチ メートルに等しいことがわかりますね。 ちょっと難しいかもしれませんが， 触わることができる物理的な 大きさというものは 人間がいなくてもそのままです。 でも，それを測る単位というものは 誰か人間が決めたものです。 人々が認めてはじめてその 集団で意味が生まれます。 昔は寸とか尺という単位もありました。 なのでこういう風なことを考えることも そんなに変なことではありません。