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演算の順序の例: 分数と指数
複雑な数式を正確に評価するためには演算の順序が基本になります。カッコ,指数,かけ算割り算,そして最後にたし算ひき算という順序に従って,式を簡単化して正しい答えを求めることができます。これらの順序を習得することは,数学の強力な基礎を確実にします。 Sal Khan により作成されました。
ビデオのトランスクリプト
ビデオをポーズしてこの式を
評価してみてください。 その後,一緒にやってみましょう。 よし。では,一緒に解きましょう。 ここにはいろいろな演算子があります。 べき乗がありますし,かけ算もあります。 たし算と割り算もあります。
カッコもあります。 これらを正しく解釈するためには 演算子の優先順位を
確認する必要があります。 優先順位はカッコが一番高く,
そしてべき乗です。 それからかけ算と割り算,
そしてたし算とひき算です。 そうすると,まずカッコの中を評価
して最後に 2 乗することになります。 カッコはここだけです。 しかし,このカッコの中はどう
評価するのでしょうか? それを考えていきましょう。よし。 まずカッコの中,ここにべき乗が
あるので,まずこれを評価します。 2 の 2 乗は 2 かける 2 と同じです。
それは 4 に等しいです。 カッコの中には評価するべき乗は
もうありませんので, かけ算と割り算に行きましょう。 ここには分数の記号があります。 その場合まず分子を評価して,それを
分母全体で割ることになります。 まず,この分子の中のたし算の前に
かけ算をする必要があります。 単に左から右に計算はできません。 ですから,1 たす,... このかけ算を先にするということを
カッコをつけて強調しておきます。 ちょっとごちゃごちゃしてきたので,
全部,書きなおします。 この上のかけ算を先に, また,分母の中でもかけ算が先です。 このかけ算を先にします。 すると,ここは 14 分の 1,
これにかけることの そして,この分子は 1 たす
4 かける 3 です。 4 かける 3 は 12 に等しい。 この分子割る,分母,
それは 7 たす 2 かける 3 で, 2 かける 3 は 6 に等しいです。 そしてたす 1 がまだあります, これら全部を 2 乗するのですね。 この分子と分母を次に
評価することができます。 これは,…ちょっと色を変えます。 これは,…分子は 1 たす 12 で,
それは13 に等しいです。 そして 7 たす 6 は,面白い
ことに,これも 13 です。 ですから 14 分の 1,
または 1 割る 14, かけるこの全体の 2 乗です。 これは 13 割る 13 にたす 1 です。 ここでもたし算の前に
割り算をする必要があります。 ですから,たし算の前に
この部分を評価します。 13 割る 13 は何でしょうか? これは 1 に等しいです。 ですから,もう一回書くと
14 分の 1 かける,… 1 たす 1,これ全体の 2 乗です。 そしてこのカッコの中を計算します。 1 たす 1 はもちろん 2 に等しいです。 そしてこのべき乗です。 2 の 2 乗は 4 に等しいです。
これは 4 に等しい。 そして 1/14 かける 4 です。 これでこれが評価できて, これも 1 割る 14 かける 4 と
同じです。 あるいは,これらは 1 かける
4 割る 14 とも同じです。 1 かける 4 割る 14 とも同じです。 どちらにしても 4 割る 14 になります。 これで出来ました。 あとこの分子と分母を 2 で
割れば約分できます。 するとこれは 2 割る 7,
7 分の 2 です。 このように,こみいった式でも, 一歩づつ,演算子の
優先順位に従って, どこから簡単にできるかを
順に見ていけば, 全体の評価ができます。