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代数入門
変数を含む分配法則
分配法則をある代数式に適用するためには,括弧の中のそれぞれの項に括弧の外側の数または変数をかけます。例えば,2(x + 3) を簡単化するには,2 を x と 3 の両方にかけます。すると,2x + 6 になります。
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問題は分配法則を
適用しましょう。とあり, 1/2 かける式 2a - 6b + 8
があります。 実はもう,この問題を私の落書き帳
にコピーペーストしておきました。 それがこれです。 1/2 (2a - 6b + 8) です。 やはり,ここにもう一度
色分けして書いてみます。 そのほうがよいでしょう。 1/2 かける...
少しスペースをあけます。 1/2 かける 2a 引く 6b 2a 引く 6b 引く 6b ...色を変えましょう。 引く 6b たす 8 です。 たす,この色で 8 にしましょう。 それで私はこの 1/2 を分配します。 この式全体に 1/2 をかけるということは, これらのそれぞれの項に
1/2 をかけることと同じです。 そこでこれに 1/2 をかけ, これにも 1/2 をかけ,
これにも 1/2 をかけます。 1/2 かける 2a というのは, 1/2 かける 2a。 2a がどこからきたのかわかるように, 同じ色にしておきます。 2a をかけて, ひく 1/2 かける 6b ひく 1/2 かける 6b です。 そして,たす 1/2 かける 8 です。 1/2 かける 8。 これはどうなりますか? 1/2 かける 2a です。 1/2 かける 2 は 1 ですから a だけが残ります。 それからひくことの
1/2 かける 6b ですが, これは 1/2 かける 6
を考えましょう。 1/2 かける 6 は 3 ですから, そこに残った b をかけて 3b です。 そして たす 1/2 かける 8 8 の半分は 4 です。 または 1/2 が 8 個集まると
整数の 4 になる とも言えます。 ですから 4 です。 a - 3b + 4 です。 a - 3b + 4 回答欄にタイプしてみましょう。 答えは a - 3b + 4 です。 気づいたかと思いますが, それぞれの項が半分になっています。 2a の半分は a
6b の半分は 3b 8 の半分は 4 です。 すると,答えをチェックしてみましょう。 あっていました。 もう一問解いてみます。 問題は,「分配法則を使って最大
公約数を因数分解しましょう」です。 ここには 60m - 40 があります。 もう一度,落書き帳を使いましょう。 ちょっとスペースが
こちらはなくなったので, こちらの方に書きます。 まず 60m, 60m ひく 40 です。 ひく 40。 さて 60m と 40 の 最大公約数は何でしょうか? すぐ思いつくのは 10 でしょう。 60 は10 かける 6 と同じです。 そして,10 かける 6 と同じで,
まだ m があります。 m を書いておきます。 するとこれは 10 かける
6m と見ることができます。 そしてこちらは 10 かける 4
と見ることができます。 でも 10 は最大公約数ではありません。 何でそうわかるの?
と思うかもしれません。 それは,6 と 4 には まだ公約数,共通な因数,
があるからです。 公約数の 2 があります。 最大公約数を因数分解する
場合,残りの部分に 公約数,共通な因数,
があると最大になりません。 では 60 と 40 の最大公約数は
何かをちょっと考えましょう。 そうですね 2 かける
10 は 20 ですから 実は 20 を因数分解できます。 すると 20 と 3 m。 20 と 3m。 そして 40 は 20 と... 20 と 2 に因数分解できます。 そして ここで 3m と 2 には
公約数がありません。 ですからこれでようやく
最大公約数を因数として 分解することができました。 今私がやったことが何か
特別な技術のように見えたら もうちょっと一般的な方法を
見せましょう。 60 は 2 かける 30 で
30 は 2 かける 15 そして 15 は 3 かける 5 です。 (60 の) 素因数分解をしました。 すると,60 の素因数分解は
2 × 2 × 3 × 5 です。 そして 40 の素因数分解は 40 は 2 かける 20,
そして 20 は 2 かける 10 10 は 2 かける 5 です。 これが 40 の素因数分解です。 そして最大公約数を
因数分解するということは 共通の素因数をできるだけ
たくさんまとめることです。 共通のものはこちらは
2 , 2, 5 があり, 2, 2, 5 がこちらにもあります。 2 を 3 個と 5 を 1 個と
はできません。 なぜならこちらには
2 が 2 個しかないからです。 2 が 2 個と 5 が 1 個が
共通しています。 そして 2 × 2 × 5 を計算すると 最大公約数が求まります。 2 × 2 は 4 ですから,
4 × 5 になり, それは 20 です。 これが最大公約数を
システム的に求める方法です。 では最大公約数が
20 だとわかったので, それで因数分解をしましょう。 するとこれは 20 かける,カッコの 60m 割る 20 で,3m が残ります。 3m だけが残ります。 そして 引くことの 40 割る 20 で それは 2 です。 ひく 2 です。 では答えをタイプしてみましょう。 答えは 20 かける (3m - 2) です。 繰り返しますが,最大公約数を
因数分解できたと 自信を持てるのは,
3m と 2,とりわけ 3 と 2 が 「互いに素」の関係だからです。 「互いに素」というのはそれらの数が, 1 以外の公約数,共通な因数,
を持たないということです。