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投射物の最適な角度パート 2: 滞空時間
では,遠くに飛ばした投射物の滞空時間について考えてみましょう。 Sal Khan により作成されました。
ビデオのトランスクリプト
では,垂直方向の速度
が与えられた時に, この物体がどれだけの間空中に
いるかを求めてみましょう。 垂直方向の速度の
大きさは s sin θでした。 すると,垂直方向の速さ
s_v は s sin θです。 では,この物体はどれだけの
間空中にあるでしょうか? そうですね。もし,何かが
上方向に向かって 10 メートル毎秒で動いていて, そしてここでは重力が
10 メートル毎秒毎秒で それを減速しているとしましょう。 するとこの物体は毎秒 10
メートル毎秒で減速します。 この物体の速度が
0 になって止まるまで どれだけの時間が
かかるでしょうか? ちょっと書いてみましょう。 ある物体が 10 メートル毎秒で
上の方向に移動しているとします。 そして重力がそれを
減速するとします。 重力が 1 秒間に 10 メートル
毎秒減速していくと。 すると 1 秒経過するごとに,この
物体は10 メートル毎秒減速します。 すると,10 メートル毎秒から,
0 メートル毎秒になるまでには ちょうと 1 秒かかるのです。 そして,この物体は
ある高さまで到達します。 それからその後,重力はこの物体を 下方向に加速しはじめます。 それからもう 1 秒たつと,0 から, つまり速度 0 からまた 10
メートル毎秒の速さになります。 この場合の物体が
空中にある時間ですが, 空中というのは in the air なので
t_a と書きましょう。 そしてそれはこの速度,
10 メートル毎秒, これ割ることの加速度
に等しくなります。 割るこの 10 メートル
毎秒毎秒になります。 時間はこのかける 2 になります。 これはこの物体がある空中の 1 点で, 10 メートル毎秒から 0
メートル毎秒になるまでに かかる時間です。 そしてそれから地面に
落ちてくるまでには まったく同じ時間がかかります。 上に行くのと下に行くのとで
同じ時間がかかる。 ですから 2 をかけます。 もしこの物体が 20 メートル毎秒で
上方向に移動していたとすると, 重力が 10 メートル毎秒毎秒で
それを遅くしますので 止まるまでに 2 秒間かかります。 もしこれは 20 だった場合,
こちらも 20 で, それで 0 まで減速する
ために 2 秒かかる。 それから再び地面に戻ってくる
までにさらに 2 秒かかるので, かける 2 で 4 秒ですね。 地面に近付くにつれて,
速さは戻っていきます。 すると上方向の速度が
何であったにせよ, 物体が空中にあった
時間 t_a というのは, 垂直方向の速さ,s_v 割る重力加速度 g になります。 まず最初に垂直方向
の速度があって, それが 0 まで減速していきます。 それあと重力で速さがちょうど
同じになるまで戻ります。 速さは同じですが方向は逆です。 ここでは空気抵抗はない理想
的な状況を仮定しています。 するとこれ自身は上に
行く時間だけなので, 下に行く時間も同じですから
これに 2 をかけます。 さて,私たちはもう問題の垂直
方向成分が何か知っています。 それはこの s sin θ でした。 するとそれをここに代入
すればいいでしょう。 そうすると物体が空中にある
時間 t_a というのは何かというと, 速さ,…まずは 2 を書いておきましょう。 2 かける s sin θ。 ちょっとはっきりさせておきたいのですが, この 2 というのは,
ここにある 2 と同じです。 これ全部を重力
加速度で割ります。 これが空中にある時間です。 すると,もしあなたがある物体を,… そうですね。たとえば, 100 メートル毎秒で
打ち出すと言ったとします。 そうするとこの θ が何かですが, まあ,θ は 30 度にしましょうか。 すると sin θ,sin 30 度
は 1/2 です。 すると 100 メートル毎秒
かける 1/2 割る 重力加速度かける 2 が, ちょうどこの物体が空中に
ある時間です。 この t_a は物体が
上方向に移動して, 静止状態になり, それから地面に落ちてくる
までにかかる時間です。