3 桁かける 1 桁のかけ算 (再編成あり)

では，7 かける 253 を計算してどうなるか見てみましょう． 前の例題でしたように， 大きな数の方，253，を先に書きたいと思います． それから小さな方の数，7 を位を合わせて，その下に書きます． 7 は 1 の位しかないので，253 の 1 の位の下に置きましょう． かけ算の記号も書きます． 253 かける 7 ですね． これは 7 かける 253 と同じですね． これで準備ができました． いくつも計算方法はありますが， これを標準の方法と呼びたいと思います． 私はまず 7 から始めます． そして，上にある数のそれぞれの桁とかけ算をして， 必要なら繰り上げをしていきます． まずは，7 かける 3 から始めましょう． 7 かける 3 は 21 と知っています． 書いておきましょう．7 かける 3 は 7×3 = 21 です． 頭の中ですることもできるでしょうが， どうしてこの数が出てくるのかをはっきり書いておきます． 標準の方法では，21 の 1 をここに書きます． そして，2 を 10 の位に繰り上げます． 次に，7 かける 5 が何かを考えます． 7 かける 5． 九九の表から，7 × 5 は 35 に等しいです． さて，ここでは 35 をそのままここに書くことはできません． この繰り上げた 2 を忘れないようにします． そして 7 かける 5 は 35 で，それに 2 をたします． 35 たす 2 は 37 に等しいです． 7 をこの 10 の位に書いて，3 を繰り上げます． 37 の 3 を繰り上げる． そして 7 かける 2 を計算する必要があります． 7 かける 2 は 7 × 2 = 14 です． でも，14 をそのまま書くことはできません．さきほどの 3 をたします． 7 かける 2 は 14 で，たすことの 3 は 17 です． これで 17 をここに書くことができます． この 2 で計算が終わりだからですね． これで答えが出ました! 7 かける 253 は 1771 に等しいです．