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資本の成長と不平等の可能性を収入と結びつける

Sal Khan により作成されました。

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ビデオのトランスクリプト

私達はこれまでに, 資本主義のマーケットの考えについて話をしてきました. 資本主義のマーケットでは,希望として,競争による 経済成長があります. しかしその定義から,マーケット経済では, 誰かが勝ち, そして誰かはあまり上手くいきません. そしてこれも不平等の原因になります. つまりマーケット経済では, 不平等は避けられない事実です. しかしだからといって, これ(マーケット経済)を完全にやめるという必要もありません. なぜならやめてしまうと, 経済成長には害があるかもしれないからです. 実は皆が豊かになる可能性もあります. なぜなら一人当たりの経済成長が増えれば, トップの10%の人以外にも 恩恵がある可能性があるからです. いつもそうとは限りません.そういう可能性もあるということです. しかしそう考える前に, もうちょっと不平等に関しての実際を考えてみましょう. そして不平等がどう測られるのか, それが資本,収入の成長に対する資本, そして資本からのリターンといかに いかに関係するかを考えましょう. ここにあるのは,... トマ・ピケティの本からとってきたグラフです. 素敵なことに,彼は本の全てのグラフを ここからダウンロードできるようにしています. このグラフは 1910年から2010年までのアメリカ合衆国での 収入の不平等を示しています. ここでは,彼は不平等をトップの10%の人が 国民所得のどれだけを持つかで測りました. この点は 1910 年で, トップの10%の人達が国民所得の 40%を少し越える収入を得ているということです. 1920年後半になると, それは 50% に近付きます. トップの10%の稼ぎ手が, 国民所得の半分近くを稼いでいます. そして,大恐慌を経て, 特に第二次世界大戦以降, これは30%位まで下がります. そして 1980 年代から現在まで, これが40%高の範囲まで戻っています. トップ10% の稼ぎ手は, 国民所得の半分近くを得るようになっています. では,これがどのように起こっているのかを可視化してみましょう. 単に数値的に. まずは,これが1年目の経済としましょう. そうですね.コピー・ペーストできるようにしておきましょう. 多分,後で使えるでしょう. コピーして...よし. ではこれがその一部分...オレンジで描いておきましょうか. それがトップの10%の人々の持つ量としましょう. これがだいたい1年目の3分の1ですね. するとこれがトップの10%の人の持つ部分,3分の1です. では,格差の拡大があるとして... このグラフでは,ここが3分の1,33.3% 位でしょう. ですから,私達は60から70年代の この部分にいるふりをして… こちらのグラフで, トップの10% が国民所得の割合でどんどん 多くを持つようになる動きのところにいるとします. それはこのオレンジの部分がこちらの緑の部分よりも 速く成長するようなものです. ですから,例えばここが 10% 成長し, 一方こちらは5% 成長したとしましょう. 時間が経つとこのオレンジの部分は, 緑の部分の中でどんどん大きな部分を占めるようになります. 前のビデオで見たように, たとえこれが起こっても, そしてこれは不平等の増大の定義ですが, ほかの 90% はまだ大きなパイを持つ シナリオの可能性もあります. そして一人当たりでは,まだ豊かになる可能性があります. しかしこのビデオの焦点はそこではありません. このビデオの焦点は,資本からのリターンの増大が, この現象,不平等という現象の原因となる, という考えです. 収入の不平等となる原因であると. 前のビデオでも見ましたが, 収入と富は同じものではありません. しかし富で代用することもできます. 富が多いと,その富からの収入も多いことでしょう. 資本からのリターンがあることでしょう. そして,経済を分類するもう一つの方法ですが, 稼ぎ手のトップ10% と,その他の90%の稼ぎ手について 考えるという代わりに, 収入のうちのどれだけが, 資本のオーナーに行き, どれだけが労働者に行くかという分類もあります. それはより労働と資本での分割であって, ボトムの90%とトップの10%の対立ではありません. ここではちょっとここにある部分について考えて, 違いを作ってみます. こちらにあるものが 資本のオーナーにどれだけ行くかというものだとしましょう. 資本のオーナーというのは, 不動産や資源等を持っている人たちです. そして国民所得のどれだけが労働者に行くか. それをこちらに書いておきます. ここにあるものが労働者に行く分です. では,似たような考えですが, もしこの青い部分が 緑の部分よりも一貫して速く成長するのであれば, こちら(緑)の方よりも速く成長するのであれば, 資本に行く収入のパーセントは, どんどんどんどん大きくなります. 資本主義のマーケット経済のために, 資本は平等には分配されません. 主に収入が等しく分配されないため, 資本は等しく分配されることはなく, 基本的に不平等が導かれます. 収入がどんどん資本に行くにつれて, 収入,または富の上位 10% の人達によって, 資本は不釣り合いに所有されます. それは基本的に,ここにみられる現象, 不平等を導きます. さて,私はここでちょっとはっきりさせておきたいのですが, ここにある成長は,... あなたはピケティの本で「資本のリターン」という言葉を 聞くでしょうけれども. ピケティの本では, 資本のリターンと成長率を比較します. ここにある青い部分の成長は,資本のリターンではありません. 資本のリターンを知るためには, 資本が生む収入がいくらかを 知らなくてはいけません. しかしまた,その資本の価値も知る必要があります. この図で私にわかることは, 資本が生み出した収入だけです. しかし私にはこの資本の価値がわかりません. ですから資本からのリターン(の率)を計算することができません. ここにあるこの成長というのは, 数年後に青い部分がこのようになって 緑の部分がこのように成長するということを示します. ここにある成長は 資本に対する収入の成長として見ることができます まあ,多分それについてはあまり聞いたことがないでしょう. しかしここにある成長は 全経済に対してまあ多分,5%プラスの成長は, これは G として良く参照されるものです. つまりこれが総経済成長です.